『ドメイン認証』で進めるSearch Consoleの設定方法

『ドメイン認証』で進めるSearch Consoleの設定方法
bookmarksこの記事からあなたが得られるメリット
  • あなたがサーチコンソールを使うメリット。
  • サーチコンソールの導入で、最初に悩む2つの選択に悩まず結論を出せる。
  • サーチコンソールの設定を、画像付きでわかりやすく進められる。
  • 初期設定(認証)完了後、最初に何をすればいいかわかる。

このページではGoogleのSearch Console(サーチコンソール、略称は『サチコ』等)について説明します。

設定しようとチャレンジして既に失敗済みの苦い方もご安心ください。
以下のような初心者の方向けに、非常に丁寧でわかりやすく画像付きで説明します。

  • 『サーチコンソール何それ?』な初めて情報を取り入れる方。
  • 他のサイトでやり方を見たけど、内容が頭に入ってこなかった。(わかります! 私も最初はそうでした。)
  • 既に試したけど上手くいかなかった。画像付きでわかりやすく1手ずつ丁寧に説明して欲しい。

書かれている通りに進めるだけで、あなたも簡単にサーチコンソールの初期設定を完了できるはずなので一緒に試してみましょう。

サーチコンソールとは何か。

簡潔に説明するとあなたのサイトをより多くの人に見てもらう為の分析ツールです。
もしあなたができるだけお金やコストをかけずにサイトへ集客したいと考えるなら必須です。

Googleが提供していて永年無料で使えるので、すぐにでも設定してサイトマップの申請までは完了させましょう。
今は使わなくても、設定だけ済ませておけばデータは即時蓄積されます。
後から『今日からデータ分析をしよう!』と思い立った時に、『残念! 過去のデータが無いから数日~数ヶ月何もできない。』となる可能性もあるのでデータの蓄積だけでも今すぐ始めるのをおすすめします。

サーチコンソールの機能は以下のようなものがあります。
Googleへの登録はやり方さえわかれば誰にでもできて、最低限必須の作業なのですぐに始めましょう。
分析やエラーチェックは中級者以上必須なので、まずはプールで泳ぐ前の入水のように少しずつ慣れていくとハードル低めに進められます。

  • Googleの検索エンジンにあなたのサイト内にあるページを登録できる。 登録する事によりGoogleでの検索結果に表示されるようになるので、あなたのサイトのアクセス数を増やしやすい。
  • あなたのサイトへたくさんの人にきてもらう為のデータ分析を可能にする。
  • サイト内にエラーが出ていないか確認する。エラーが出ているとGoogleの検索からあなたのサイトへの集客数が落ちやすい。

サーチコンソールを使用する方法。

サーチコンソールを使用するには、以下2種類のプロパティタイプの内どちらか1つの認証方法で、サイトの所有者が自分の物である事を認証する必要があります。
最初に結論を言うと『ドメイン』(下図左側)での認証がおすすめです。
理由は管理の手間が省ける為です。
言い換えるとあなたの作業が超楽々手抜きモードになります。

尚、ドメインでの認証で進める場合DNS認証というものを使用しますが、今回はドメインの管理をお名前.comでしているケースで説明します。
他のドメイン管理会社の場合操作方法が微妙に違うかもしれませんが、重要なのはDNSの設定画面でDNSレコードの設定をすると覚えてください。

Google Sear Console プロパティタイプの選択

具体的な話は以下をクリックしてください。
細かい話になるので、『難しそうな話はごめんだぜ!』の人はそういうものだと思って以下はクリックしないで進めてください。
過去の私がそうだったのですが、初心者時代に色々考えすぎると逆に混乱しました…(; ・`д・´)

URLプレフィックスよりもドメインで認証した方が良い理由

結論、必ずしもどちらか1つでのみ認証する必要はありません。
必要に応じて下記いずれかで進めてください。

  • ドメイン認証のみ。
  • ドメインとURLプレフィックスどちらでも認証。

いきなりさっき言った事の否定から入りますが、さっきの説明は初心者の方向けに難しい話は省いた説明になります。
ここをクリックしたあなたは初心者ではない可能性があるので、そんなあなたへの説明は以下になります。

まずはプロパティタイプで、『ドメイン』と『URLプレフィックス』の違いとは?を理解していただく必要があるのと思うので、その辺をさらっと説明します。

ドメインの認証ではhttpやhttpsの違い、wwwの有無などを無視して集計できます。
逆に言うと、URLプレフィックスでの認証ではこの辺が切り分けて集計される為、集計の為の管理が面倒です。

ただし、URLプレフィックスにはGoogle Analyticsと連携できるメリットもあるので、Google Analyticsでレポートを見たい方はURLプレフィックスでの認証も必要です。

ですので、結論以下になります。

〇Google Analyticsと連携する必要が無い方。
ドメイン認証のみでもOKです。
なんとなくどっちでも認証しておきたければ2種類とも認証してもOKです。

〇Google Analyticsと連携してレポートを見たい方。
ドメインとURLプレフィックスの2種類で認証しましょう。

ついでにURLプレフィックスの認証方法も記載しておきます。
おそらくこれを読んでいる方はキャプチャー付きの丁寧な説明を見るよりも、要点のみ伝えた方がわかりやすいかと思いますのでそのようにします。
下記手順で進めてください。

1.サーチコンソールの管理画面にログインする。

2.下記いずれかで進める。
〇過去に連携した事の無いアカウントで、新規に追加する場合。
ドメインとURLプレフィクスでどちらで認証するかの選択画面が表示されるので、URLプレフィックスの方にURLを入力して先に進める。

〇既に連携しているアカウントで、URLプレフィックスで認証する場合。
左メニューの一番上にドメインが表示されているのでクリックし、『プロパティを追加』を選択する。
ドメインとURLプレフィクスでどちらで認証するかの選択画面が表示されるので、URLプレフィックスの方にURLを入力して先に進める。

3.下記いずれかの方法で認証を進める。

  • HTMLファイル。
  • HTMLタグ。
  • Google Analytics。
  • Googleタグマネージャー。
  • DNSレコード。

サーチコンソールのドメイン認証のやり方。

以下作業的な流れなので、キャプチャーを交えながら説明していきます。

TXTレコードを発行する。

下記URLをクリックしてサーチコンソールにアクセスする。

Google Search Console
https://search.google.com/search-console/about?hl=ja

Google Sear Console ログイン画面

左の『ドメイン』の該当箇所にあなたのドメイン名を入力して『続行』ボタンをクリックする。

Google Sear Console 認証方法選択画面

TXTレコードをコピーする。
※コピー後は画面(タブ)を閉じずに開いたままで先に進めてください。
後ほど再度この画面での操作を進める事になります。

Google Sear Console 所有権の確認画面

ドメインの管理画面からDNSの設定をする。

今回はお名前.comのやり方で説明します。

下記よりお名前.comにアクセスし、右上にある『お名前.com Naviログイン』ボタンをクリックする。

お名前.com
https://www.onamae.com/

お名前.com ログイン画面

IDとパスワードを入力して『ログイン』ボタンをクリックする。

お名前.com ログイン画面

ドメイン契約更新画面が表示されるので、ナビから『DNS』をクリックする。

お名前.com 管理画面

※下記が表示された場合は、『更新画面から移動する』ボタンをクリックする。

お名前.com 管理画面

DNSの設定の対象が表示されるので、『ドメインのDNS関連機能設定』を選択し、『次へ』ボタンをクリックする。

お名前.com DNS関連機能設定画面へ

サーチコンソールに連携させたいドメイン名の左にチェックを入れて、『次へ』ボタンをクリックする。

お名前.com DNS関連機能設定画面へ

DNS設定/転送設定の機能一覧が表示されるので、ページを下にスクロールし『DNSレコード設定を利用する』を探す。
見つけたら『DNSレコード設定を利用する』の右にある『設定する』ボタンをクリックする。
※探すのが大変な場合は『DNSレコード設定を利用する』でページ内検索すると楽に探せます。

お名前.com DNS関連機能設定画面へ

DNSレコード設定画面が表示されるので、『入力』項目が表示されるまでページを下にスクロールする。
レコードを以下のように設定する。

■TYPE
『TXT』に切替える。

■VALUE
先程サーチコンソールでコピーしたレコードをペーストする。

■追加
『追加』ボタンをクリックする。

お名前.com DNSレコード書き換え

ページを一番下までスクロールさせ、『確認画面へ進む』ボタンをクリックする。

お名前.com DNSレコード書き換え
※ページ最下部の『確認画面へ進む』ボタンの上にある『DNSレコード設定用ネームサーバー変更確認』のチェックは必ず外す。
チェックを外さないとサイトが表示されなくなります。
最悪ネームサーバーを再度書き換えれば、設定反映後表示されるようになりますが、初心者の方はとにかく『このチェックだけは入れない。』と覚えましょう。

入力内容確認画面が表示されるので、下部にある『設定する』ボタンをクリックして完了。

お名前.com DNSレコード書き換え 確認画面

以上で、ドメイン側での設定完了です。
以降は再度サーチコンソールの画面(タブ)に戻ります。

DNSレコードでの所有権を認証する。

再度サーチコンソールの画面(タブ)に戻り、『確認』ボタンをクリックする。

サーチコンソール DNSレコードでのドメイン所有権の確認

下記のような緑の帯の画面が表示されたら認証完了で、サーチコンソールが使えるようになります。
『プロパティに移動』をクリックすると、実際にサーチコンソールの管理画面を見る事ができます。

サーチコンソール DNSレコードでのドメイン所有権の確認

※上記帯が緑の画面ではなく、下記帯が赤の画面が表示された場合は↓をクリック。

赤帯の画面が表示されて所有権が証明できなかった場合はコチラをクリック。

赤帯の画面が表示される理由は下記2点いずれかの可能性が高いです。

  • サーバー側での処理が遅れている。
  • 設定を失敗した。

ここでは一先ずサーバー側での処理が遅れている時の対応を説明します。
設定を失敗している可能性もあるので、こちらの流れで対応しても無理そうな時は設定を見直してください。
(このページを最初から読み直し、何か違う事をしていないか確認してください。)

それでは対応方法の説明を進めますが、もの凄く簡単です。
時間を置いて、再度『所有権の確認』画面で『確認』ボタンをクリックするだけです。
先程も説明した通り、『サーバー側での処理が遅れている』だけなので、追いつくまで待てばいいだけなのです。
具体的には、30分後以降や1時間後以降等間隔を開けてから再度『所有権の確認』画面で『確認』ボタンをクリックしてください。
大抵30分~1時間も経てば認証できますが、Googleの公表によると最長48時間かかる事もあるそうです。
48時間経過しても認証できない場合は、下記Googleの参考ページに沿って進めてください。

Google Workspace 管理者ヘルプ
ドメイン所有権の確認が失敗する
https://support.google.com/a/answer/1071480?hl=ja

サーチコンソール DNSレコードでのドメイン所有権の確認 エラー画面

URLプレフィックスでも認証する方法。

初心者の方は基本DNSの認証のみ済ませれば大丈夫ですが、後々Google Analyticsと連携したいと考えた時の為にこちらのやり方も記載します。
※この説明は、既にDNSで認証を済ませている方向けの説明です。
(このページを上から順に進めている方は気にせずそのまま進めて大丈夫です。)

サーチコンソールにアクセスする。

サーチコンソール
https://search.google.com/search-console/welcome?hl=ja

Google Sear Console ログイン画面

左上にドメイン名が記載されているのでクリックし、『プロパティを追加』を選択する。

サーチコンソール URLプレフィックスで認証

URLプレフィックス内の該当箇所にあなたのサイトのURLを入力し、『続行』ボタンをクリックする。

サーチコンソール プロパティの選択

下記のような緑の帯の画面が表示されればURLプレフィックスでの認証が完了。

サーチコンソール 所有権を自動確認

認証が完了したら最初にやる事。

サイトマップを追加する。

サーチコンソールの認証が完了したら、あなたのサイトのsitemap.xmlを追加しましょう。
サイトマップを追加するとGoogle検索であなたのサイトが検索されやすくなります。
逆に申請しないと、一部例外を除きいつまでもGoogleであなたのサイトが検索されません。(そもそもGoogleに存在を認知されていないので検索結果に表示されません。)

サイトマップの追加方法。

サーチコンソール管理画面で左にあるメニューから『サイトマップ』をクリックし、サイトマップの画面を開く。
該当箇所にサイトマップのURLを入力し、『送信』ボタンをクリックする。

※WordPressが最新版にアップデートされているならば、WordPress標準実装のネイティブサイトマップが使用可能です。
サイトマップのURLがわからない場合、ネイティブサイトマップを使用するのが早いので下記のような『wp-sitemap.xml』を追加したURLを入力しましょう。

例:https://**********.com/wp-sitemap.xml
『https://**********.com/』の個所はあなたのサイトのURLに合わせてください。

サーチコンソール サイトマップの追加

下記画面が表示されたら完了。

サーチコンソール サイトマップの追加
以上で、サーチコンソールの初期設定完了です。

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